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ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

号外 2020モデル試乗会 その6 EZZYセイル最強伝説 その1

 2019/10/22 令和元年 即位の礼 逗子海岸 北風12M 

 

おわりに

僕の艇庫では試乗会の後はバーベキューで締めくくりとなります。そこにはメーカの人や現役プロ、元プロの人たちも参加するので、一杯入った所の本音トークが聞ける良い機会です。

 

宮崎地鶏

バーベキューと言えば、EZZY(イジー)セイルのショウジさんが宮崎地鶏の炭火焼きをごちそうしてくれます。

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今回も営業もほどほどにずっと下ごしらえをして、宮崎地鶏スペシャルやトルティーヤを作ってもらいました。

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僕の普段使いのセイルは、ニールプライドのWizard5.7m2ですが、EZZYのLEGEND5.8m2、ELITE4.7m2、TAKA3 4.1m2とEZZYセイルも三枚持っていて、他の人からセイルのお勧めを聞かれるとEZZYセイルと答えています。

 

今回はこのモデルの試乗ができませんでしたが、逗子海岸では年々EZZY率が高まっていると思います。そんなEZZYセイルの素敵な所を勝手にレポートして見ます。

 

EZZYセイルとは

ハワイでデイブ・イジー爺さんが作っているセイルで、他のセイルメーカーのセイルにはない数々の特徴があります。

 

秘密その1破れない

EZZYセイルはとにかく強いです。僕の古い(そろそろ7年目の2013年モデル)ELITE4.7m2はミニバテンは何度も波に巻かれてバキバキになっていますが、パネルやスリーブの破れが未だに一か所もありません。イジーのセイルはパネルの素材自体が厚くて丈夫なのですが、それに加えてセイル自体に衝撃を吸収する仕組みを持っています。

セイルのメインパネルのウインドウ部分に、他のセイルメーカにはない柔らかい別の素材を使っています。

ショウジさん曰く

EZZYのセイルを買うと、セイルの販売が減りますよ。やぶれないので。(でも5~6年を過ぎたら買い替えて欲しいです。)

 

秘密その2 アンダーに強い

EZZYのセイルはカムが無くても、予めドラフトが付いています。風が入るとパン、パンと気持ちよくセイルが返り、風をつかまえます。上級者になると、勝手に風が入って走り出すのを嫌う人もいると思いますが、基本的にEZZYのセイルはドラフトが深めです。

さらに一番下のパネルににテンションをかけるベルトが付いています。ここを最後にギューッと締める事で、一番下のパネルがより立体的な丸い形状となり、風を逃しにくくなります。他のメーカはこの丸みをダウンのテンションだけで作るのにパネルやスリーブのデザインで苦労しているようですが、EZZYはある意味その苦労を潔く諦めて、このベルトを付けることで複雑なデザインや無理なテンションをかけなくても、綺麗な形状が出せるように解決しています。その分ちょっとセッティングに手間がかかります。

ちなみに、普通アンダーに強いセイルは、オーバーには弱くなるものですが、EZZYのセイルはオーバーにも滅法強いです。その秘密は後程。

 ショウジさん曰く

テンションをかけるベルトは必ずしっかりかけて下さい。(ベルトですからプラプラして落ち着かないですよ。)

 

 

つづく