WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

Day20 天気よし逗子に風なし セイル物色中 その2

2019.11.4  逗子北風3m

朝は少し風があったようですが、昼過ぎには落ちていました。

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今日は試乗会で試せなかったGAのIQセイルを借りて乗って見ました。 

 

借用して試す
艇庫のオーナーから昨年モデルのGAのIQ5.9m2を貸して貰いました。WAVEだけでなく、フリスタセイルやフォイルのセイルとしても使えるのかわからなかったので試してみます。

 

軽い
まず2019年モデルのGA IQ5.9は持った瞬間に軽いと判ります。普通WAVEセイルは丈夫で重いイメージがありますが、最近のWAVEセイルは、セイルのトップ付近のパネルを軽量なものに変えてあり、古いフリスタ用の5.7m2よりもとても軽くなっていました。
GA IQ5.9は重さが公開されていませんが、ニールプライドのWIZARD5.7は2016モデルが3.9Kgで、2020モデルは3.46Kgとなっており、フリスタセイルも4年間で10%ちょっと軽くなっているので、同じように軽くなっていると思います。

 

張り方
2019年モデルのGA IQ5.9m2は指定通りにセイルを張ると、ドラフトの深いWAVEセイルに張り上がります。GAのセイルにはセイルに調整範囲が書かれていなくて、自分で調整する必要があります。そこがGAセイルの難しい所で、指定通りに張っても、なかなか良いセッティングを見つけられない玄人向けのセイルです。

なので、オーナーさんにセッティングを見てもらいました。
マストは少し古いGASTRA CARBON100です。

GA5.9 は、ダウンをマイナス2、アウトをプラス3で張ると、フラットでパワーの有るセイルに張り上がります。このくらいだと、トップは全く落ちません。普通のセイルは2cmもダウンを緩めるとまともに機能しなくなりますがGAは大丈夫なようです。セッティングビデオを見ると、このセイルはダウンを表示+2cmまで引けるようなので、調整範囲は±2cmの4cmもあることになります。他のセイルメーカのセイルはダウンを引くとアウトが長くなるものですが、GAのセイルはダウンを引いてもあまりアウトは伸びて来ません。

アウトはアンダーではかなり引き、ジャストで表示通り、オーバーではまた引き気味にするようです。

オーナーさん曰く、このアンダーセッティングで乗れなくなったら、セイルを5.3m2に変えた方が気持ち良くなれるそうです。(そんなに沢山セイルを持っていない僕は、この一枚でもう少し風域を稼ぐ必要があります。)

 

試乗
それでは試乗してみます。持って軽いセイルが張っても軽いとは限らないのですが、このセイルは張っても軽いです。結構アウトを引いているので見た目はフラットでペラペラに見えますが、風を入れると綺麗に風をはらんで深いドラフトが現れます。風が抜けた時もマストスリーブが吸収して、縦にしわがよることなく綺麗にフラットに戻ります。縦にしわがよっていると、風を入れた時にドカンと力が発生してセイルの形が大きく変わってふらついてしまいますが、このセイルの貼り方なら大丈夫です。
風がなかったので今日は完全にフォイルを浮かすことはできませんでしたが、フリスタセイルと同じようにちゃんと漕げました。フォイルでも十分使えると思います。 

 

おわりに
GA のIQ5.6m2もフォイルにもウィンドサーフィンにも使えるセイルだと思います。早速 IQの5.6m2の黄色を頼みました。(来るのは12月みたいです。)

もしかしたら、まだ乗りこなせていないEZZYのTAKAも、この貼り方にした方が良いのかもしれません。

 

おしまい