WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

新しいブームを買いました これだからウィンドサーフィンはやめられない

はじめに 2023/11/18 逗子 南 20m
時折晴れ間が見える曇り空です。逗子駅でも強い風が感じられます。

この日の逗子の最大風速は20mでした。着いた時は波はそれほどでもありませんでしたが、このあと結構吹き上がり、一時はプロ以外は海に居ない状態になりました。

NEW ブーム到着
待っていた新しいブームが届きました。2014年に購入していた ハイブリッドブームのブームヘッドのゴムがボロボロになってしまったのでブームを新調しました。
セバーンのエニグマカーボンブームです。長さは140cmで190cmまでのセイルが張れます。

www.severnesails.com

なお3年前に買った150㎝ベースのカーボンブームの記事はこちらから。

wind-sup-foil.hatenablog.jp

細い
持ち手の径は25mmの細いタイプで、調整可能なブームエンドはダブルピンで固定します。性能には関係ありませんが、セバーンの蛍光赤の文字がカッコイイと思います。

フロントジョー
ちょっと気になるのはマストフィッティングの部分です。

昔のニールプライドのブームがこんな感じでツノが立っている形状になっていたのですが、不用意にブームを倒すとツノが折れて使えなくなってしまっていました。ちょっと心配ですがこのブームは柔らかいナイロン素材だと思うので大丈夫なんでしょう。

ブームエンド
ちょっと前まで流行りだったワイドエンドでは無く、絞り込まれた形状になっています。これは軽そうです。

アウトのエンドはループをひっかけるだけですが、斜めになっていてきれいに収まります。また、クリートはきつ過ぎないのでシートが痛まないです。

カーボンブームの重さについて
購入の決め手はとにかく軽さを求めてみました。実際の重さとは違うかもしれませんが、カタログ上の140cmのカーボンブームの重さを拾ってみると、以下になります。

  1. NP X-CS 2.14Kg
  2. ARON SV 1.99Kg
  3. ARON SC 2.24Kg
  4. SEVERN 1.88Kg
  5. ARON SVアルミ 2.8Kg

今回のセバーンのブームがカタログ上は最も軽いブームになります。ARON の140cmのSVアルミブームは 2.8KGなので、やはりカーボンブームにすると1Kg近く軽くできます。

アーロンのページから。カーボンブームは アルミよりも560グラム軽くなっています。

 

アーロンのSVカーボンブームは普通のカーボンブームよりも250グラムも軽くなっています。

SEVERNのENIGMAブームはさらに110グラム軽くなっています。

進化のポイント
EZZYセイルのTAKA 4.1をMAXまでダウンを引いて、アウトも目いっぱい引いて、超強風セッティングで風速20mの中で確認してみました。

  1. 重量が軽い。やはりとても軽く感じます。
  2. RDM専用。アダプターが外れることがなくなった。
  3. ブームエンドの絞り込み。幅を確保しつつ絞り込んだことでさらに軽くなった。
  4. ジョーの部分が大きい。止めやすく外しやすい
  5. ツノ。マストとの接合面が広くブームがずれない
  6. ダブルピンの開け閉めが軽い。と言ってもしっかり固定される。
  7. バンパーが効いている。相当波間でまかれましたが、ブームパンチも大丈夫でした。

ブームが消えた
浜に戻って来てこのモデルの感想を聞かれたので、そう表現しました。元のハイブリッドブームは恐らく2.5KGくらいの重さだった思うのですが、このブームに変えてブームの存在が消えた感じです。
ウィンドサーフィンは道具一つで大きく印象が変わりますが、今回初めてセイル本来の性能が引き出せたと感じました。小さいブームはアルミでも良いなんて記事がかかれていますが、全然そんな事はないと思います。やはりブームの軽さはとても重要です。特に小さいセイルで強い風域になるとそう思います。
おわりに
ウィンドサーフィンで一番身近な道具がブームになるのですが、ここまでセイルの印象が変わるとは、すごい進化を感じて、とても上達した気分になりました。
道具一つでこれだけ変わるとは。

これだからウィンドサーフィンはやめられない。

おしまい