2018/12/18 現時点でのフォイルの感想
僕がフォイルを買ったのは
もちろんアンダー(風が無いとき)でも、海に出て気持ち良く走りたいのもありますが、フォイルでサーフィンしたいからなのです。それも微風で。
フォイルでサーフィン?
フォイルSUPやフォイルサーフィンを見ると、小さなうねりでも凄く長い距離をサーフィンできていると思います。ウィンドフォイルなら、弱い風の中を、沖のうねりからサーフィンして返ってくることができるはずなんですね。
なぜなら、セイルで浮いているのではなく、フォイルで浮いているから。つまり、フォイルで波の中のパワーを貰っているそうです。普通のサーフィンやウィンドサーフィンでのサーフィンは、波に押されているか、波が持ち上がる(ボードが重力にひかれて下がる)力をつかっています。つまりウィンドやサーフィンは波の表面のパワーしか使っていないのですが、フォイルは波の中のパワーを貰っているんです。波のなので、翼の両面で浮力が得られるので、小さな波でも浮き上がることができます。
ウニ対策でもある
逗子はここ数年"ウニ"が大繁殖していて。海藻を食べつくしちゃうぐらいです。なので、SUPやウィンドで岩場に落ちるとウニに刺されてしまいます。フォイルならそんなに浅い所に行かなくても沖の小さなうねりで十分サーフィンができるはずなんです。
サーフィンは
重力と波の力を利用したスポーツで波がなければ遊べませんが、ウィンドサーフィンは風の力を使って、強引に平水面を波の斜面に変えることができます。SUPは自分の漕ぐちからで、波が無くても遊べます。
じゃあフォイルはと言うと、波の中の水の動きを利用しているのです。波は高くなったり、低くなったりしますが、高くなるという事は、どこからか水がやってくる事になります。
じつは前からやってくるんだそうです。なので波のボトム(底)水がぐるぐる巻いている事になります。
フォイルはその前からやってくる波の中の水の力を、水中のフォイルにあてて浮き上がらせているんです。
この力がとても強いので、小さなフォイルで体重80Kgもある人間を空中に浮かせてしまうんです。
昨年は
風が良く吹いたので、SUPに一度しか乗りませんでした。
Waveにも数回しか乗らなかったので、ほとんど100Lのフリースタイルボード一本に乗っていた事になります。結構、SUPにしようかフリスタにしようかって迷ってしまう日があったのですが、そんな日はこれからはフォイルになっちゃうと思います。
また、SUPで海に出ていて風が吹いて来たので、慌てて浜に戻って来たら風がなくなっていたなんてことも良くありましたが、そんなどっちつかずのコンディションでもフォイルなら楽しいコンディションに変えてくれるでしょう。
何日のれるか
僕の場合は海に来れるのは、週末の土日のどちらか一日なので月に4回、1~3月 はスノボなので年9か月とすると年間36日程度になります。実際には雨の日や、家庭の用事があったりもするので、年間20から30日の間だと思います。
半分以上SUPと言う年もありましたが、逗子のイメージでは、
WAVE 1
フリスタ 7
SUP 2
くらいでしょうか。
なので、SUPは乗らないと決めてしまいました。もちろん全く風が無い年ならSUPをまた持って行くのでしょうが、そんなときは車を出せばよいかなと思っています。
来年はフォイルを中心に乗る予定なので、
WAVE 1
フリスタ 4
フォイル 5
くらいになりそうです。
怖いこと、あぶないこと
フォイルは海中のロープに良く引っかかります。変に引っかかってしまうとどうにも外れなくなってしまいます。ウインドならひっくり返せばよいのですが、ウイングとマストに定置網のロープがかかると簡単には外せなくなりました。なんとか潜って外したのですが、網の近くロープを海底から二本掛けしていることもあり結構外すのに苦労しました。
ただ網の近くでもフォイルが水中でアンカーの代りになるので、ウィンドの様にセイルアップをしている間に風下に流されて、また、網に引っかかるなんてことにはなりません。
特に干潮になると網のロープがたるんで海面に浮いていたりするので、ウィンドよりも注意が必要です。
特に僕の場合は、いままでウィンドのフィンが20cmだったので、ロープなんて殆ど気を使った事がなかったので、特にそう思うのかもしれません。
ランチングについて
ビーチ際はやはり難しいです。速めに降りてボードを裏返して波に押されながら帰って来ています。
フォイルの場合はどうしても人が、ボードとセイルに挟まれる位置になってしまいます。毎回波打ち際でバタバタしている所を、友人に手伝ってもらっていました。
最近は無理せず水中でセイルをボードから外して、ばらばらに浜にあげるようになりました。
ビーチスタートはできません
胸まで浸かる所までボードをひっくり返して持って行きます。そこでボードを元に返してセイルアップでスタートします。
風が十分にあれば、ウォータースタートの要領でビーチスタートもできるかもしれませんが、まずできないと思った方が気が楽です。
ウォータースタート
今のところウォータースタートもまでできていません。昨年のアントワン選手がフォイルの説明をしたときにも、簡単にはできないと言っていました。立ち泳ぎをしたり、足をあげようとするとそこにはフォイルがあります。
津久井浜のWCを見たら、ちょっとセイルで走らせてから乗っているようでした。ボディドラックの状態にして自分の体を浮かせてから乗っているようです。確かにこれならフィンを蹴る事はなさそうです。但し風が十分にセイルに入ってないとできないと思います。
まだ一度も成功していないので、できるようになったら報告しますが、コツは”とにかくボードに近寄らないこと”みたいです。