WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

NEWセイル EZZY WAVEの張り方

はじめに
2023年4月29日の逗子での試乗会の時に、新しいEZZY WAVE セイルの張り方をメーカの方に教えて頂きました。

新しい EZZY WAVEの特徴


バテンをマストから浮かせた
バテンがマストに付かないようになっていて、TAKAのようにローテーションが軽くなっているそうです。フォイルが浅くよりフラットになった様に見えます。EZZYと言えば深いドラフトが特徴でしたが、風が入れば今まで通りのドラフトになり、今まで通りのパワーを感じるそうです。風を抜けばフラットになり、パワーをコントロールしやすくなっているそうです。

窓パネルの素材変更
EZZYセイルといれば窓パネル(透明な部分)が塩化ビニールの柔らかい素材でしたが、フィルム素材に変更になっています。塩ビの部分が白くなったり、伸びたり、修理ができなかったりしたのがフィルムになって解消されたそうです。
塩ビの部分がEZZYセイルのやさしさの特徴だと思っていたのですが、今はマストを機能させて、セイル全体で優しくしなやかに吸収できているので、フィーリングは変わりないそうです。(DAVEさんから聞いたそうです。)
ヘッドキャップが変わった
EZZYセイルはマストのトップをすっぽり覆うタイプのヘッドキャップでしたが、マストに差し込むタイプに変わっています。でも他のセイルと違って、マストの先端が見えるのでキャップがちゃんと入っているか目で見て判断できます。

セティング(張り方)
EZZYのセイルは基本的に表示通りにセッティングすれば誰でもきれいに張れますが、綺麗に張るための仕掛けがいろいろ付いています。

ダウンを引く
この試乗セイルにはついていません(落としたらしい)が、ホントはベルクロで止めるマーカーが今まで通り付いているそうです。


マーカーが無くなってもダウンの位置が判るように、セイルに目印が付いています。ここまでマストのボトムが来るようにダウンを引けばミディアムにピッタリ合っています。だいたいこの緑色のテープの内側であれば綺麗に張れそうです。

アウトの張り方
EZZYのセイルにはブームエンドに長さの違う紐が三本ついていますが、真ん中の紐を使って、セイルを引っ張らずに、セイルがブームに付いている所からブームエンドの内側までになるようにブーム長を調整します。1cm余らせると指示通りのブーム長になります。

ハーネスライン
おっとハーネスラインを今までの窓の中心で決めていたのですが、EZZY WAVEではそれができなくなっています。4本目のバテンのドラフトの一番深い部分に合わせれば良いようです。

おわりに
相変わらずEZZYセイルは指定通りで綺麗に張ることができます。簡単に張るための仕掛けもいろいろ装備しているので、たまにしか使用しない小さいサイズのセイルはEZZYセイルがお勧めです。そろそろ2013年モデルの EZZY ELITE4.7を買い替えたいのですが、EZZYセイルはとにかく丈夫で破れないんですよね。
おしまい

参考情報

www.ezzy-japan.com

 もう直ぐカタログ号も発売ですね。