WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

2020 GAセイル IQ 5.6m2の乗り味

2020/03/20逗子海岸 晴れ 16℃ 西風10m

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2020 GAセイル IQ 5.6m2の乗り味についてレポートします。 

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このセイルのサイズはどこで乗るにも丁度良いサイズだと思います。カットアウト(ブームをマストに取り付けているセイルの切り欠き部分)はちょうど真ん中にしています。ちなみに僕の体重は80Kgで、身長は177cmです。

セイルの張り方は試し張りした時の記事は過去記事を参考にして下さい。
wind-sup-foil.hatenablog.jp


ウィンドサーフィンでの2020 GA IQ 5.6m2の印象 

風を入れて見ての変更点

ダウンは-2cmで、試し張りの時からセッティングを変えた所は、ブームを2cm伸ばして1cm余らせました。つまり指定より5cm多くアウトを引いています。

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軽い
実際にセイルに風をはらませて海で乗って見た印象ですが、やはりかなり軽いです。昨年までのセイルに比べてマスト長が449cmから430cmに19cmも短くなっていて、マストも430から400に変わっているので、実際の重量もすごく軽く、リグ全体で500gは軽量になっていると思います。

フォイルはしっかり
数日借りて乗っていた2019年モデルのIQ5.9m2よりもフォイルがしっかりしています。やはり今年モデルの特徴のカーボンテープの影響でしょうか、セイルの進化を感じる事ができると思います。フォイルがしっかりしていてもセイルとしてちゃんと機能しているのでパンパンになったり、妙にフォイルが薄くなりすぎない所に、最近のセイルデザインの凄さを感じます。

乗り味
昨年モデル同様軽くてしっかり機能しています。このセイルは風に応じてフォイルが調整されるのですが、ドラフトが動くことはありませんでした。つまりとても乗りやすいセイルです。ハーネスラインの位置はIQマークの真上でぴったりで大丈夫でした。

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セイルが自動的に風に応じて調整してくれるので、ハーネスは殆どピンポイントで取り付けています。 


ジャイブが良く回る
取り回しが軽くなり重心が低くなったことで、ジャイブが回しやすくなりました。ブーム長が長くなっているのですがセイル返しの難しさを感じる事はないと思います。


しかし
ブーム長は昨年まで使用していたニールプライドのWIZARD5.7の173cmから185cmに12cmも長くなっているのでさすがにウォータースタートするときには、昨年までのように”ホイっ”とは上がって来ませんでした。これに気付くまでにセイルが水から抜けないな~と思っていましたが、これには少し慣れが必要です。
また、マスト長も短くなっているので風の入りが少なくなっているので、ウオータースタートに関してはこのセイルサイズにしては難しい方だと思います。ただ、ボードに体が上がってしまえば、風の重心が低い位置にあるので、オーバーでも前に飛ばされたりはしにくいと感じました。

 

まとめ
ウィンドサーフィンでは、2020年モデルのGAのIQ 5.6m2はちゃんと機能します。
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今日くらいの風(ブローで12m/secくらい)だとまだまだ余裕があったので、このセイルで15m/secの風まで行けそうです。なにせダウンを指定よりも2cmマイナスで張っているので、後4cmも引くことができます。
ただ、あまりダウンを引くと少しづつ生地が伸びてしまうので、無理してオーバーでは乗らない方が良いそうです。

 

おしまい