WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

NEWセイル セバーンMach5 張ってみた

2022/8/21 自宅 無風
きょうは自宅でセイルを張ってみます。セバーンはセイルの向きがニールプライドやGA、EZZYとは逆になっているので、初めて張るのはすごく時間がかかるんだそうです。

張り方
取扱説明書を読みながらMah5を張ってみました。

1.マストを通す
カムは外れたままでOKです。

2.ダウンシートを通す
20cmくらい余らせるところまでダウンを引きます。取説には10cm余らせるところまで引くと書かれていますが、それではカムが入りませんでした。

3.ブームを付ける
普通のセイルはマストが見えませんが、スリーブが透明なので良く見えます。ここからマストを曲げて行くのかと思うと結構しんどそうです。

4.アウトを引く
5cm余らせるくらいです。まだダウンを引いていないので力的には目いっぱい引く感じです。

5.カムを入れる (ここ重要!)
このセイルはカムを押し込んで入れてはいけません。全くパネルの素材が伸びないし、セイルスリーブがマストと地面と擦れて簡単に破けてしまいます。コツはカムをマストに対して少し斜めにしてはめ込むことです。コツさえ掴めれば意外と簡単にはめ込めます。スリーブのブームを取り付けるカットアウトのジッパーを開けて手を入れてから押し込みます。
6.ダウンを引く
6.2m2のこのセイルのラフ長(マストトップからセイルのプーリー下までの長さ)は430cmなので、430cmマストの下の延長がプーリーの下に丁度来る所です。

ホームページには433と書かれていますが、最初は430位で良さそうです。

7.アウトを引く
アウトを引くのですが、上のプーリーだとセイルのでっぱりがブームエンドと干渉してしまいます。なので下のグロメットを使いました。上を使うには薄型のカニンガムエンドが付いたレース用のブームかなと思います。このセイルはブームを選ぶようです。

8.タックベルトを引く
タックベルトをキュッと引きます。ここまでに1時間以上かかりました。

9.バテンテンション調整
最初はバテンテンションを調整します。セバーンは少し緩めになっていてだいたい4回転程でした。ただ上から二個目だけはユルユルでした。なんでだろう?

問題発生
もうスリーブが破けてしまった。カムを入れるのに手間取ったからでしょうか。

材質を見た時に嫌な感じがしたんですね。薄すぎないか?でもXプライがあるから多少すれても大丈夫と思ったらXプライも切れています。ちょっとこのスリーブ弱過ぎないかな。普通はXプライは相当な事が無いと切れないものですが、Xプライ風なだけなのではと思ってしまいます。良く見たら、擦れに強いダクロン素材のマストスリーブがブームから上半分は前縁部分にしかありません。これではマスト部分が何かにあたったらすぐに破れてしまいそうです。

取り敢えず完成

色々ありましたが1時間以上かかってやっとセイルを張ることができました。コツをつかんだので次回はすぐに張れると思います。
なんで?
ふだんフリースタイルボードにフリースタイルセイルで乗っている僕が、なんでこのセイルを選んだかと言うと。人類が初めてウィンドサーフィンで100Km/hを超えたセイルだからなんです。(サイズは5.2m2だそうです)

www.severnesails.com

それと、20年ぶりくらいにカム付きのセイルを購入するのですが、カム付きセイルを買うのもこれが最後だから一番のものを買おうと思ったからなんです。

つづきに
セイルを張ってて破ってしまったのはこれが初めてです。イメージ的にはこのセイルのスリーブの強度はコンビニ袋並みです。本栖湖の駐車場で張ったらボロボロですね。なのでセイルを地面で張る時は何かを下に引いて張る必要がありそうです。う~んやはりプロモデルは僕には厳しいか。

でも世界最高の道具が、たった15万円で手に入るなら安いかな。(高いけど)次回は本栖湖に風が入ったら実際に乗ってみます。でもボードはフリスタなんだな~