はじめに
もうすぐ秋の試乗会シーズンですが、今年はずっと風周りが良く、記事を書く隙間がありませんでしたが、やっと書き込めます。

試乗会の天候は晴れで気温は23℃の予報です。朝からプレーニング風域で、今日の風だとセイルサイズは5.0~6.7と言った感じで一日中吹いていたので、プレーニング風域で試乗できました。
レポート
FMX https://www.fmxracing.com/ の黒と黄色い VELOCE(ベローチェ:イタリア語で速い)と言うボードに試乗しました。ちなみに僕は白い方のボードを持っているのですが、その違いがずっと気になっていました。
試乗したのは110lです。先ず最初に気づくのは簡単にセイルアップが出来ることです。次に楽にタックが普通に出来ます。加速は少し遅いですが速度はかなり出ます。プレーニングすれば上りもそん色ない感じです。ジャイブも全く問題なし。とても良いボードです。
加速は白いのに劣ります。白いのはあっと言う間に50km/hに達してしまうので、逗子のようなSUPやウィング、初心者の混んだゲレンデでは危険過ぎると思います。
でこのボードの最大のメリットはと言うと、アビームから走り出せる事です。今のレースに使うようなスラロームボードは、レースで設定されるコースが、下るしかないので、ダラダラとアビームで走って何となくプレーニングに入るのは想定されていないと思います。なので白い方はガッンと下らせて、トップスピードに乗せてから向きを変える感じですが、黒い方はアビームからスルスルプレーニングに入って行き快適でした。
次は走り系のボードをと検討しているなら、先ずこのボードに試乗してみることをお勧めします。
私には白いのはちょっと早過ぎたかもと思ってしまいました。
100Lクラス
今一番デザインが変わってきているのがこのクラスのボードのような気がします。特にテールが開発の中心になっているようで、メーカごとの試行錯誤が伺えます。
昔のボードに比べると後ろストラップ付近までワイドなのが今風のボードの特徴です。
最初に試乗したのはタブーの3STYLEで、テール形状は絞り込んだスワローです。
ストラップ付近が盛り上がっていたりして、複雑でちょっと癖のある形状ですが、乗り味は意外とマイルドで全く癖がありません。96L、106L、116Lとありますが、106Lが逗子には良い気がします。プレーニングの入りはぴか一です。

昨年登場したJPのMagic Moveは今年も継続で、スムーズなアウトラインとスカッシュテイル、複雑なレイル断面形状が特徴です。
ストラップの後ろからテールエンドまでが長いのが今のボードのトレンドのようです。他のボードはトライフィンですがこのボードはシングルフィンなのでセットアップも直ぐできて、プレーニングが速く、最高速もなかなかです。昨年本栖湖で試乗したときは48Km/hを記録しました。
セバーンのDYNO 4 ですこのボードもテイル巾が広く、少し絞り込んだアウトラインが特徴でテイルはスカッシュです。乗り味はちょっと独特で、僕には合わない気がしました。もう少し大きい波に大きく乗るとき用でしょうか。
なお2025年モデルはカタログによると、テイルの形状がスカッシュからスワローに変わっています。悩んでいるんでしょうかね。

最後にDUOTONE ULTRA FREE WAVE SLS 104Lです。このボードの形状は一言で言うと「かっこ悪い」です。他のボードがテールの形状を膨らましたり、絞り込んだり、断面形状を色々工夫していたりするのに対して、このボードのテイル形状は平らで断面が四角く、テイルもスパッときり落としたような単純な形状に見えました。ちなみに昨年モデルがスワローテールでした。一通り試乗を終えたら山田プロが「騙されたと思って乗ってみ」と勧めてくれたので乗ってみたのでした。
試乗すると驚きの連続で、波越えも簡単で、プレーニングが速く、小波にも乗れ、ジャイブもとてもスムーズにまわります。
おわりに
昨年はJPのマジックムーブに驚きましたが、今年もこのクラスが熱い感じです。
後日談
じつは DUOTONE ULTRA FREE WAVE ですが、あまりにかっこ悪かったので、写真撮影時には全く眼中になく一枚も写真が残っていませんでした。
なので次の日に別のショップの試乗会で、ライダーの山田プロに写真を撮らせてもらいました。(このボードは人気が無く誰も試乗していなかったし・・・)
広く平らなデッキで立ちやすい。ストラップはダブルでもシングルでもOK

特徴的なお弁当箱のような四角いテール。

レールも張っていていて、写真よりも実物はお弁当箱のような四角い形状でレールも垂直で厚みもあります。どう見ても乗り易そうにない形状です。

とても短いマストトラック。短い分軽くなるのだとか。マークもあるのでセッティングも楽です。

山田プロと

二枚目 「騙されたと思って乗ってみ~」

ボトムはトライフィンです。これがとてもグリップする。

ノーズロッカーは結構ある方で、波をするする越えて行きます。

間違いなく今年の一押しはこのボードです。テールがあまりにも厚く、長く、エッジも張っていて全然良くなさそうなのに、試乗したら驚きの乗り易さ。今までボードのテール理論は何だったのかと思うほどです。ブスですが一度ご試乗下さい。
なお昨年の秋の試乗会はこんな感じでした。
楽しい風域で試乗することができました。秋の試乗会でチャンスがあったら「黒いボード」と「ブス」をぜひ試してみて下さい。
おしまい
AMAZON情報
今年はカタログ号ではありませんでしたが刊行されました。。カタログはショップかネットで見る時代なんでしょうが少し寂しい気もします。内容は濃くなっているので書店で見かけたら購入してみてください。
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