WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

2024年秋の逗子試乗会

はじめに
2024/10/13 今日は秋の逗子試乗会です。天気は快晴です。気温は少し肌寒い感じの北風です。風速は走りはしないですが、午後にはプレーニング風速に上がって来る予報です。

浜に着くと沖は風がありそうです。ただ試乗会で試すには湾内は足りない感じです。
気温は高く夏のようで水温も下がっていなくて、シーガルでちょうど良い感じです。

2024年秋の逗子試乗会はこんな感じで、SUPやウィングが少なく、フィンのウィンドサーフィンの復権を強く感じます。

ノースセイル https://kiyo.jp/

復活したノースのセイルです。シームレスの3Dセイルは確かにコンセプトは素晴らしく、試乗した人はとても軽く明らかに他のセイルとは違う感覚があると言っています。ただ風をはらんだ時の手ごたえが感じられないとの声も多く、一般のセイラーには3Dフォルムで風の流れがスムーズだから良いとばかりは言えないのかもしれません。吹いた場面で乗ってみたいです。

タブーボード https://tabou-boards.com/
2025年モデルは11月くらいにデリバリーされるそうです。ニューモデルに試乗できるのは春のようです。

タブーのボードはどれも乗りやすそうです。

GA SAILS
こちらも2025年モデルは来月からのデリバリーだそうです。

EZZY SAILS https://www.ezzy.com/
イジーセイルの試乗会の復活です。今回は二枚です。やはりこのNEW WAVEが気になります。

DUOTONE  https://www.duotonesports.com/en/windsurfing/sails
すっかりFANATICのロゴが消えてます。色はちょっとおとなしめですが、乗り味がマイルドなので僕の艇庫でも人気のブランドです。中でもブラストが人気ですね。

DUOTONEのセイルは同じモデルでも素材や製法によって違いがあるのだとか。

高級モデルはバテンポケットがノースと同じようにシームレスになっています。シームレスと言うのは糸で縫い合わせていないので、強度が高くスムーズで水を吸わないので軽く、硬くなるのだとか。走りに直接影響しないかもしれませんが、いろいろ進化しています。

DUOTONEのセイルにはジョイントカバーに穴が開いていて、マストの位置を確認できるのでダウンをピッタリ合わせることができるんです。地味にうれしいポイントです。

PATRIK https://www.patrikinternational.com/en/

パトリックのボードもなかなかの品ぞろえです。形状が同じに見えるのはパトリックさんの好みなんでしょうか。

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セバーン https://windsurf.star-board.com/windsurfing-boards/
手前のブレイドだけが2025年モデルです。黒に赤ラインがかっこいいです。

セバーンのイメージカラーは赤ですが、このS1は緑のアクセント効いてちょっとおしゃれです。色指定は抹茶でお願いします。S1はアウトラインはブレイドとほぼ同じですが、4本バテンでウィンドウがXプライでなくモノフィルムなのでとても軽量です。

ボードのモデルも増えてきました。特にウエーブボードはいい感じです。

スターボード https://windsurf.star-board.com/windsurfing-boards/
乗りやすいボードが多いスターボードです。このクラスには自分は乗らないのですが、僕は乗り味的にはカーブがおすすめなのですが、意外に艇庫のメンバーにはフリーレース系のフツラの方が人気があるようです。

FMXレーシング https://www.fmxracing.com/
FMXレーシングのINVICTUSとVELOCEが来ていました。

乗った感じはVELOCEは早いけど優しい。INVICTUSは難しいけど早いと言った感じらしいのですが、詳しくは完熟パイン農園のチャンネル登録よろしくだそうです。


www.youtube.com

ちなみにFMXレーシングは5年前に立ち上げられたブランドだそうで、浅野プロの個人的なつながりによって、日本に輸入されているのだとか?スピードを楽しむならこのボードしかないって感じです。(実は昨年購入しましたが、乗り味は別の機会に。)

GOYA https://goyawindsurfing.com/
ゴヤと言えばきれいなグラフィックです。どのボードもきれいです。やっぱりボードがきれいだと気分が乗ってきますね。

ゴヤはセイルもきれいです。でセイルなのですが、バンザイシリーズに統一されているようです。ただバンザイシリーズでも製法と素材によって、3タイプあるそうでもうなんだかわかりません。一番高級なものはカーボンテープとカーボンXプライフィルムを使っているそうです。

RRD https://equipment.robertoriccidesigns.com/

RRDもこじんまりと展示されていました。RRDと言えば尖がった形状のボードが多かったように思うのですが、ご覧のように今は普通のボードでこれと言った特徴がありません。ロベルトさんの好きな形に落ち着いたのか、それだけ完成されて乗りやすいものになったのかもしれません。

ニールプライド https://www.neilpryde.com/
ニールプライドも2025年モデルは年末だそうです。昔は秋の試乗会に2025年モデルが出揃っていたのですが、最近は年末になっているそうです。ニューモデルは春までお預けですね。

色はこの水色がきれいです。セイルはノーカムのスピードスター。ノーカムでも最高速度は50km/hを超えてきます。

S2マウイ https://www.s2maui.com/
S2マウイと言えば黄色のセイルですが、この水色のセイルもきれいでした。

そういえばゴヤも水色のセイルがラインナップされていました。もしかしたら水色ブームが来ているのかも・・・・(ないか)

ウイング
ここ逗子ではウィングはまだ少数派のようです。スターボードの江藤さんの見立てでは、逗子でのウィング人口はまだ10人程度で常時海に出ているのは5人程度なのではとのことでした。鎌倉や津久井浜などの他のゲレンデではこの風域では圧倒的にウィングが多いそうです。

ウィングのボードはどんどん短くなっていてスターボードのウィングボードもこれでもかっていうくらいに全長が短くなっています。

ウィングサイズは体重にもよりますが、70Kgまでの人なら5.5m2~6.0m2くらいがちょうど良いそうです。ただ、ボードや技量、フォイルのサイズにもよるので、なかなか難しいのだとか。例えば大きなフォイルなら浮力が強いので、小さなウィングでも大丈夫とか、大きなボードだと水面から引きはがすのに大きなウィングが必要になるとか組み合わせが多様です。ただウィンドサーフィンのように風速でウィングサイズを選ぶというより、バランスで選ぶ感じなんだそうです。

スターボードのおすすめは、ボードは TAKE OFF、ウィングはFREE WINGだそうです。

JPとカブリナ https://www.neilpryde.com/
ウィングは最初は120Lくらいの初心者用のボードで浮けるようになったら、次は100Lぐらいのボードで上達して、その次が体重前後のボードになるそうです。いきなり体重前後のボードだと沈み込むので難しいのでだそうで、100L前後のボードなら本栖湖でも浮くし、ジャンプや波乗りにもオールマイティに微風時にも長く使えるのだそうです。後で試乗してみます。

カブリナのボードはエッジが落ちていますが、これは傾けたときに波に食われにくいのだとか。

JPのボードはフラットです。

つづきに
試乗して感じたことや注目のモデルをレポートします。

ちなみに昨年の秋の試乗会はこんな感じでした。

wind-sup-foil.hatenablog.jp