WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

号外 2020モデル試乗会 まとめ

 2019/10/22 令和元年 即位の礼 逗子海岸 北風12M 

今日は2020年モデルの試乗会です。

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まとめ

・フォイル
ナッシュのフォイルを見ると、主翼、尾翼ともトレンドに沿った形になりました。主翼の形状はスピードタイプと揚力タイプの二種類で、サイズのバリエーションは結構あります。尾翼は翼端が上がる形になりました。
異彩を放っていたナッシュのフォイルが他社のトレンドに沿った形状になったという事は、もしかしたらフォイル形状の進化は今年でひと段落したのかもしれません。
(来年にならなければ判りませんが)

残っているのはマストと胴体でしょうか。胴体は徐々に長くなり、マストとの取付位置も変わって来ています。胴体が長い方か飛行は安定しますが、動きずらくはなるので、レース用とフリーやサーフ用に分かれてくるのかもしれません。

フォイルのマストはそもそも浮いてしまえば不要のものなので、あんなに大きくなくても良い気がしています。マストが大きいと浮くまでは安定しますが、フォイルの浮き加減によって特性が大きく変わって来る事になるし、特にアルミはとても重いので、かつてのウィンドサーフィンのマストのように、アルミやエポキシのマストが無くなり、細径のRDMになったような変化が訪れるのではないかと思っています。

 

・さらにショート&ワイドになったフリーライドボード

そうとう乗りやすく進化しています。昔の様な乗り難さは無く、物凄く速くなっています。あまり大きなモデルは必要ないと思います。
ちょっと前までは120Lクラスが主流かなと思っていましたが、115Lクラスが80Kg以下の日本人には最大サイズではないかなと思います。フリーライドボードの設計にもフォイルの影響が出ていて、ノーズは丸く短くなっていて、テイルの形状はプレーニングが速く、ジャイブのしやすいダイアモンドテールが増えてきているようです。逗子湾くらいの広さだと、湾内でスラロームボードやフリーレースボードを乗るのは速過ぎて危険かもしれません。

 

 

・フォイルとウィンドの共用できそうなセイル

フォイル専用セイルは進化の途中だと思います。ただウィンドサーファーなら今自分の使っているセイルで試すか、フリスタセイル等の軽いセイルの方が良いと思います。やはり慣れは大切です。道具を一式全部変えてしまうにはお金もかかるし、それぞれの特徴を覚えて引き出して行くのに、サンデーセイラ―では時間がかかると思います。

それにウィンドのセイルも特にトップが軽くなっています。形状はあまり変化が無く同じように見えても、トップのフィルムが薄くて強度のあるものに変わっています。

 

 

おわりに
日本では フォイル=危険 と言うイメージがあるようですが、海外ではすごい人気みたいです。まずフォイルに興味があるなら、今の自分のボードに合うフォイルを購入して試してみると良いと思います。当然ながら他のマリンスポーツとは別物だし、ウィンドサーフィンに比べると速度も遅いですが、特に微風域での遊びの幅が広がります。
ウィンドもフォイルも影響しあいながら進化して行く予感を感じた2020年の試乗会でした。

 

おしまい

  

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