WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

Day28 今日はプチ試乗会 2020年のフォイルは進化している? その3

2020/06/20 逗子 晴れのち曇り 南風5m

今日は逗子の艇庫の試乗会です。

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残念ながら風が落ちてしまったので、試乗はできませんでしたが、気になるニューモデルを見てみましょう。

GAのファントムフォイル
GAと2019年のPWA優勝フォイルPhantom(ファントム)と共同開発したフォイルです。
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フロントウィングが小さいのによく浮き早いフォイルだそうです。マストのボードへの取付面に特徴があり、水切れが良さそうなキールになっていてこれが早く浮く秘密かもしれないそうです。確かにこの構造なら浮いてしまえば邪魔はしないので、浮くまでは直進安定性が良くスピードが稼げるのかもしれません。

このフォイルのフロントウィングは前から見るとオーソドックスな形をしていますが、前から見ると薄くてきれいな形状をしていて、速そうです。持った感じもとても軽く、乗った人によると自分が上手くなったと感じたそうです。

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テイルウィングは普通のウィングでした。

 

GAのハイブリッドフォイル
次はGAのハイブリッドフォイルです。これはファントムより、もう少しマイルドな乗り味だそうです。フロントフォイルの形状はオーソドックスですが、テイルは上付けで両端がそり上がった最新の形状になっています。これもとても乗りやすいそうです。胴体が長いので直進安定性が良さそうです。

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こいつも持った感じはとても軽いです。どうやら自分のニールプライドのアルミマストのフォイルはとても重いようです。

 

タブーのMAGIC Carpet 120L L:195㎝ W:78㎝ 重さ 秘密

tabou-boards.com

今年からいろいろなメーカが出している全長が短くて、ウィンドもウィングもSUPもこなせるマルチなボードだそうです。ダブルレイルですがGoya程極端では無く、ボトム形状はウィンドサーフィンと同じ形状なのでウィンドフォイリングに向いたボードのようです。

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ただ、持った感じはとても重いです。軽快に浮き上がって走るイメージは湧きませんでした。ボードの幅があるので一度浮いてしまえば安定するのかもしれません。

 

Laird モデル名不明のボード 
SUPとウィングに使えるフォイル用のボードです。ウィンドフォイリングには使えません。

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丸っこくてきれいなグラフィックで一見とても軽そうに見えますが、こいつも結構重たいです。このタイプのボードは一般的な日本人には大きすぎるかもしれないです。

 

おわりに
昨年フォイルの進化は止まったかもと思っていましたが、いや~ずいぶん進化しています。進化というか分化かもしれません。

フォイルは波乗り用とスピード用でずいぶん形状に違いが出てきました。胴体の長さもまちまちです。テイルウィングは胴体の上につけたり、下につけたり、上に反っていたり、下に反っていたりと、ここに来てまだまだ進化しそうな気配です。

ボードは短いマルチに使えるボードが増えていますが、ウィンドサーフィンとフォイリングとマルチに使えるボードの開発にはもう少し時間がかかりそうです。それに少しボードが日本人は大きすぎる気がします。(体重80Kgの僕にはボリューム的には丁度よさそうです。)重さも重いので最初なので必要以上に丈夫に作られているのかもしれません。(すぐ壊れると悪評が立つので、新しいコンセプトの場合は、最初は丈夫に作ると昔聞いたことがあります。)

2020年のフォイルはまだまだ進化しています。

 

おしまい