WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

2022年秋の逗子試乗会特集編

つづきに
2022/10/29 逗子海岸 北風 5~7m秋らしい快晴です。試乗会の午後に試乗したボードと注目したリグ(道具のこと)を記録しておきます。

午後はフォイルの試乗
今回は午後は微風と言うこともあり、GAのボードとGAのフォイルで試乗です。GAのフォイルはとても乗りやすいフォイルです。ニールに比べて回しやすくなっています。やはりマストが細いのでそのぶん軽く回る感じです。

フォイルのリアウィングは進化していて、ジャイブで沈みこまなくなっています。

メインフォイルのサイズが大きいので浮きすぎるのを心配していましたが、そんなことは無く、浮かそうと思えば浮いて、浮いたら落ちない感じです。フィーリングが気に入りました。
いずれにしても逗子湾内では試乗した140Lのボードには狭すぎますね。

フォイル専用セイル
ニールのフォイル専用セイルを試乗してみました。やはり軽いです。それとパネルに張りがあります。
昔試乗したフォイル専用セイルはNashのセイルでしたが、軽いけれどもぼよぼよで、張りが無くウィンドには全く使えない感じでした。
いまのフォイル専用セイルはそんなことは無く、しっかりとして手ごたえのあるセイルになっています。なので、ウィンドとフォイル兼用のモデルも増えて来た気がします。

このニールのフリーフライトは軽く張りがあり、マストトップから見てもとてもきれいです。

ウィンドのセイルと比べてもかわりなくきれいなフォイルが出ています。

5.7m2はちょうど良いサイズだと思います。430マストで張れます。

テール(ボードのお尻)特集
今のウィンドサーフィンボードの目立った進化はテールにあると思います。今のボードはあっという間にプレーニングに入っていき、直ぐにテールだけが接水していることになるので、そこにフォーカスするのは、当然と言えば当然です。では気になるボードのテールを見て行きましょう。

ウェイブボードのテール
ウェイブボードのテールは、ほぼフィッシュテイルに統一されて来た感じがします。
スターボードもフィッシュです。

ここに写っていませんが、JPもついにフィッシュテイルのボードを出したそうです。

フリスタのテール
フリースタイルボードのテールはますます分厚くなっています。走り出しがとても良い感じです。各メーカでほぼ統一された感が有ります。
ファナティックのウルトラ99
最新型はヤハリチャンピオンボードのこのモデルでしょう。

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テールはこんなに厚くなっています。ボトムはフラットです。

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スターボードのフリースタイルボードのテイルもすごく厚くないでしょうか。
ロッカー(ボードの反り)はスラロームボードのものを用いているとのことです。なので加速が良くなっています。

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気づき
もしかして長年乗り方を間違えていたのかも。。。
今のボードは走り出してしまえば、ほぼテールしか接水しないように出来ています。昔のボードに比べると、テール幅が広く、厚くなっています。ボードの長さもとても短くなっていて、マストからストラップまでの距離も近くなっています。
なので昔のように風を捉えてマストに荷重すると、ノーズが突っ込んだり、張り付いたりしてなかなかスピードが出ません。今は柔らかくボードに乗って、ノーズを少し上げてやるくらいの軽い気持ちで走り出すと良いようです。今のボードは水線長のストレートの部分が短くなっているので、アビームでエッジを引っ掛けてだんだんスピードを上げてプレーニングに入って行く感じにはなりません。ボードが短いので、風下にスパッと向きを変えて、一気にプレーニングに入って行く感覚です。
今のボードの乗り方はもっと楽に乗るモノなのかもしれません。もし新しい道具にしても良さが判らないようなら、今までの自分の乗り方を少し変えてみるのも良いかもしれません。

おわりに
今回の試乗会では、そろそろ新しいフォイルを買いたいと思いました。今のフォイルも4年間乗ってきましたが、そろそろステップアップしても良さそうです。

おしまい