WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

ウィングの陸トレ その1 ウィングとは

2020/07/12 逗子 曇り 12m

はじめに
今日は昨年から気になってたWing:ウィングの扱い方を教えてもらいました。

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今日は風が強いのでNashのディーラーのOSMさんとNACHIさんに逗子の浜で、ウィングのコントロール方法を教えてもらいました。

 
Wing:ウィングとは
ウィングとは新しい風を使ったウォータースポーツの道具です。ウィンドサーフィンのセイルとマストとブームが一緒になったようなもので、空気で膨らましてコウモリの羽のような翼型を作ります。この形状から低速でパワーが出る構造になっています。

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組立方
置く前には浜に小枝やとがったものが無いのを確認して、ウイングを袋から出します。

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ポンプを繋いでウィングの中に空気を入れて形状を作ります。

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ウィングをひっくり返して、浜に置いてポンピングを開始します。

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20回ほどポンピングすると翼型が出来上がります。

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ポンプに気圧計が付いているので、指定の空気圧まで加圧して仕上げます。このウィングのモデルの指定空気は10PSI(気圧)が指定ですが、8気圧ぐらいがちょうど良いそうです。当然気圧を高くすればウィング硬くなり、よりダイレクトに手ごたえを感じる事ができますが、ウイングの中はゴムの風船なので、割れやすくなったりするそうです。空気を入れ終わったら、エッジと胴体のロックを行います。

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こうすることで、持ち手の硬さが安定します。もし沖で片方の空気が抜けても安心ですね。組み立てはとても簡単です。
 

置き方
通常はひっくり返しておきますが、ウィングの羽の部分の素材はパラシュート生地で、ウィンドサーフィンのセイルと違いとても薄くて破れやすいので、小さな枝や鋭い石などでも簡単に穴が開いてしまうそうです。なので、置く時は下をよく確認して、綺麗にしてからおきましょう。

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フォイル(水中翼)やウィンドのフィンが当たっても破れてしまう事があるので、浜での置きっぱなしは良くないのですが、少しの間なら飛ばないように土嚢袋に浜の砂を入れるかボードにリーシュコードをつないでおくそうです。

 

持ち方
リーディングエッジの持ち手をもって、ウィングの前から風を入れます。ウィングの重さは2~3Kgと軽いので力はいりません。

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ウィングの持ち手を肩より高くして、クルリと回します。

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風がある程度吹いていれば、風をウィングの上下に均等に流せばウィングを空に浮かせる事ができます。左右均等に力を入れずに引っ掛ける感じで持つと良いそうです。

 

 

畳み方
ウィングを浜に置きリーディングエッジと胴体を繋ぐエアバルブのロックを外します。次に空気を抜くエアバルブを開け、ボタンを押します。エアバルブの反対側から空気を抜く様にしてウィングを畳んで行きます。 

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このモデルの場合は三つ折りにして、バッグに入る大きさに畳みます。

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ウィングの中はゴム製のバックなので、砂や水がエアバルブの中に入らないようにしましょう。

 

ウィングの使用風域
4.6m2のウィングでは22ノットまで、ザックリ半分にすると秒速になるので、微風から11Mの風まで楽しめるようです。 じゃあ11Mを超えて、オーバーパワーになるとどうなるのか心配になりますね。でも大丈夫。ウィングがしなって風を逃がしてしまいます。なので、昨年のモデルや多くのメーカの最初のモデルは4.0~4.2mのワンサイズなんだそうです。
もちろん10mを超える風の中では、綺麗に風を流さないとバタつきますが、その場合は風を逃がしてあげれば良いそうです。ウィンドサーフィンの場合はボードとセイルがジョイントで固定されているので、風を逃がすのにもテクニックが必要で苦労しますが、ウィングの場合は後ろの手を離すだけで風が抜けてくれます。

 

 

つづく