WindFoiling

ウィンドサーフィンとフォイルに関するブログです。

号外 ボードの大きさ

本栖湖で質問されたことをここに記載しておきます。

 

 みんなの勘違い

本栖湖で、”よくそんな小さいセイルやボードで乗れますね”と言われてしまいましたが、ニールプライドの  GLIDE WINDフォイルのなら全然大丈夫です。

僕は日本人の平均よりは大柄です。身長が177cm体重は80Kgですが、100Lのボードで本栖湖でも十分浮いて走り出すことができました。

f:id:nakarobo:20190909222226j:plain

この写真のように、ウィンドがだれも走っていない状態でも、このセットで湖に出て一人走り出すことができます。

f:id:nakarobo:20190909223615j:plain

(あっ遠くに一人いた)

 

そもそも

フォイルは浮いたら、ボードの大きさは関係ないんです。感覚的にはいっそボードなんて無くてもいいくらいです。

 

確かに

大きいボードに大きいセイルなら早く浮くでしょう。でも95Kgのアントワン選手がワールドカップのレースで使っているフォイルボードは155Lだそうです。つまり、ボードの浮力と体重との差は、

アントワン選手 155L-95Kg=60 セイル 9m2

 僕    100L-80K=20 セイル 5.7m2

なんですが、彼が使っているセイルは9~10m2と言った巨大なものです。

 

もしかしたら

日本人がウィンドのレースで勝てないのは案外こんなところに、あるのかもしれません。つまり、身長が180cmで体重が80Kgくらいの人でないと、外人と同じ道具で渡り合えない。手の長さだったり、セイルのパワーポイントの位置だったり、道具が彼らに合わせて開発されてしまうため、それに近い体格の人でないと性能が発揮できないのではないでしょうか。

牧野さん、飯島さん、城和さん、浅野さんと日本人で海外でのレースで強いのは、大柄な人たちで、外人用に開発された道具を使いこなせる人たちなのかもしれません。レースで勝つには、日本人にあったボードやセイルが必要なのかもしれません。

 

本題に戻します。

フォイルは走り出すと直ぐに浮き始めて、15Kmくらいで完全に浮いてしまいます。浮いてしまえば、ボードは殆ど関係なくなり、フォイルだけで浮いているので、ボードは小さい方がコントロールが楽だと思います。

 

僕は日本人の平均よりは少し背が高くて、体重がありますが、ほとんどの人は僕よりも小さくて軽いと思うのです。
体重80Kgの僕が淡水の本栖湖で、100Lのフリスタボードと、5.7m2のセイルで、十分楽しく乗れるのだから、体重が60Kgの人なら、ボードは80~90Lでも良いはずです。

 

実際に

フォイルサーフィンやフォイルSUP用のボードは90Lから100L程度です。 

f:id:nakarobo:20190909224220j:plain

フォイルのボードやセイルを開発しているのは、身長180cmで体重80Kg以上の大男だと言うことをお忘れなく。

 

となると

微風で走るには大きなセイルが必要で、大きなセイルを乗せるのに大きなボードが必要ですが、乗っている人が小さくて軽いなら、フォイルにはこの式は当てはまらないのかもしれませんね。
手持ちの小さい道具と、小さいセイルで良いので、フォイルだけ先に買って今のボードで微風を楽しく乗るのもありだと思います。

  

おしまい